曹渓寺(チョゲサ) |
電話 |
02-732-5292(外国人案内所)
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交通 |
地下鉄1号線 鍾閣(チョンガク)駅下車、2番出口から徒歩10分
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韓国仏教の最大宗派、曹渓宗の総本山です。早朝4時から開いており、誰でも自由に立ち寄ることができます。英語で行われる韓国仏教体験、Temple Lifeプログラムも行われており、茶道や参禅、鉢盂供養(精進料理)、燃燈作りなどを体験できます。
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お寺は山の中にあることが多い韓国では珍しく、ソウルの大都会にあるお寺です。境内に入って自由に散歩をすることができ、のびのびとした気分になれます。
また丹青で彩られた門や大雄殿を見ると、ここは日本のお寺とは違うんだなと実感します。色使いが鮮やかで枯淡の美を尊しとする日本とは違う良さがありました。
日本との違いは仏像にも見ることができます。
釈迦牟尼仏を中央に配置し、両脇を文殊菩薩・普賢菩薩で固める三尊形式は日本でも良くありますが、日本の場合は文殊・普賢がそれぞれ獅子と像に乗っているので分かりやすいです。が、こちらは皆同じような姿をしており、なんという仏様かは分かりませんでした(多分、文殊菩薩・普賢菩薩だとは思いますが、韓国では観音菩薩・弥勒菩薩というパターンもあるそうです。どなたか知ってたら教えて!)。
しかしとりあえず日本の仏像との違いが分かりやすいのは、仏像の背後に絵が描かれていることです。日本では光背がつけられていることが多いですが、韓国では仏画が描かれる方が一般的です。ここで描かれているのは釈迦牟尼仏を中心に左右上下の6菩薩、十大弟子、四天王などです。仏像の背後にすっと立つ菩薩達の姿は仏の世界に奥行きを与えてくれているようで、お堂の中をいっそう厳かな空間にしてくれています。
その他、境内には極楽殿や梵鐘楼など、美しい建物があります。また七層石塔の舎利塔やユーモラスな狛犬?(韓国ではなんと言うのでしょう)、外国人観光案内所、仏教用品店など、歩いていて飽きないお寺でした。
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